カテゴリー別アーカイブ: 大阪ネットの文書

大阪市教委から「君が代」指導についての回答

D-TaCでは、児童・生徒に対する「君が代」指導と教職員への起立・斉唱を強制する職務命令に関わって、本年1月5日付で「質問と要請」を大阪市教育委員会に提出しました(大阪ネットと連名にて)。

その回答にかんして2月12日と3月3日に「協議」を実施したことを受けて、要望書、回答書、および議事録(要旨)が市教委のホームページにアップされています。

しかしこちらにアップされた回答では、歌いたくないと意思表明した児童・生徒への対応について、答えにならない答えしか返っていません。この点を「協議」の場で議論し、のちに回答を受け取りました。その回答はコチラです。

【回答】
国歌の指導は、学習指導要領に則って取り組む教育上の課題の一つです。
これに関して、教育活動の一部または全部に参加できない意思を示す児童・生徒がいた場合、その思いを尊重するとともに、指導にあたっては、児童・生徒の実態をふまえながら、参加のあり方について、気持ちに寄り添った丁寧な対応を心がけることが大切であると考えています。

戦争法下の『日の丸・君が代』処分とたたかう 5/14集会

松田さんも発言するこの集会にぜひご参加ください。集会チラシはコチラです。

D-TaCでは7月13日(水)夜に総会を兼ねて今年度の活動のスタート集会を持ちます。こちらもぜひ、スケジュール帳に書き込んでおいてくださいね!

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(以下、チラシから転載します)

戦争法下の『日の丸・君が代』処分とたたかう 5/14集会

日 時:5月14日(土)18:00~20:30
場 所:エルおおさか708
資料代:500円
内 容:
☆今卒・入学式過程での経過報告
☆各闘いの報告
・対大阪市教委・大阪弁護士会勧告
・スクラムネット対府交渉
・今卒業式での不起立
☆弁護団より報告
☆裁判報告
・減給処分取り消し請求裁判(Oさん、Sさん、Tさん)
・戒告処分取り消し請求共同提訴
・再任用裁判
☆まとめ

大阪府教委は、車いすの生徒の介助のために座っていたという理由でも、教員を「君が代」不起立として処分し、また不起立での戒告処分を受けた者だけを再任用拒否するなど、異常かつ不当な姿勢をとり続けています(今年の卒業式での不起立に対しても、処分のための事情聴取を弁護士の立ち合いを認めず強行)。
一方で、「君が代」起立斉唱の職務命令は、思想良心の自由を侵すものだと指摘する大阪弁護士会の勧告が出されました。また、今年、大阪市教委は「君が代」処分を受けた中学校教員のMさんの再任用を、当然のことですが、認めざるを得ませんでした。
こうした市教委や府教委への裁判闘争や交渉・情報開示等の取り組み等についての現状・評価やその中での成果・前進を共有化し。今後の闘いの方向性を明らかにしたいと思います。
市民・教職員・労働者の皆様のご参加をお願いいたします。

主 催:「日の丸・君が代」強制反対・不起立処分を撤回させる大阪ネットワーク

教職員のみなさんへ~全小中学校にメールを送りました

大阪市の小中学校の教職員のみなさん。

D-TaCでは、2月12日の大阪市教委との「協議」をはさんで、2月10日、大阪市立の小中学校424校宛てにメールを送りました。大阪市教育委員会の「君が代」強制が、教育の荒廃と児童・生徒の権利侵害につながっていることを各学校のみなさんに伝えたいと考えたからです。各学校で私たちの訴えが受け止められ、いっしょに考えてくれたらと願っています。ぜひ、みなさんの学校宛てに送ったメールの内容をご一読ください。

2月10日に送ったメールの内容

2月16日に送ったメールの内容

今年も、「君が代」強制・「調教教育」を繰り返すのですか?大阪市教委に「質問と要請」を提出しました!

今年も卒業式シーズンが近づいてきました。

松田さんはずっと、「『君が代』起立・斉唱を強制する職務命令は、教育現場に保身の蔓延、教育荒廃、子どもの権利侵害をもたらすものだ」と訴えてきましたが、大阪市教育委員会は、今年の卒業式に向けても、昨年の通知と同様の通知を出し、「調教教育」のための職務命令を出すよう各校長に指示しようとしています。

D-TaCは「日の丸・君が代」強制大阪ネットと連名で「質問と要請」を提出しました。そこでは「君が代」指導のあり方を問い、昨年同様の教育長通知を出さないことを求め、通知を出す前に回答することを求めています。

「質問と要請」の項目は以下です。詳細はこちらのファイルをご参照ください。

(以下) 続きを読む

松田幹雄さんの不当処分の撤回・取消を求める 要請書

「大阪ネット」のKです。

今日5/13(水)午後3:30、松田さんを大阪市教委に呼び出して、
「卒業式の君が代不起立(「起立斉唱」職務命令違反)」で
懲戒戒告の不当処分が発令されました。
松田さんは発令のその場で、用意していた「抗議文」を市教委に渡し、
市教委は公式に受け取りました。

「大阪ネット」は3:00集合で、市役所前マイク・ビラ配り宣伝、
松田さんの迎えと送り出し激励、
不当発令の廊下での支援待機、
4:30~1時間の記者会見(読売・毎日・共同通信の若手記者3人から質問が続く)、
5:40~市役所前抗議集会、
6:00~市教委(教職員服務監察グループ)への「撤回・取消」の「要請書」提出行動(添付と以下)まで続けて取り組みました。
のべ約50名(正確には?)の参加されたみなさん、ありがとうございました。

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今日提出した「大阪ネット」の「要請書」も、
大森教育委員長他教育委員6人全員に、メール添付で届けましたと、1時間後に担当係長から報告の電話連絡がありました。

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当面すぐに、以下の2か所への「撤回・取消!」要請のFAX・TEL・メールにご協力ください。
○大阪市教委(事務局)/教務部/教職員服務監察グループ
FAX 06-6202-7053  TEL 06-6208-9059
メール 大阪市HP→組織一覧→教育委員会事務局→組織・問い合わせ一覧→教職員服務監察グループ「メール送信フォーム」
○大森不二雄・大阪市教育委員長
FAX 042-677-1194 (首都大学東京 大学教育センター [教授])

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2015年5月13日

大阪市教育委員会
教育委員長 大森不二雄 様
教育委員のみな様

「日の丸・君が代」強制反対・不起立処分を撤回させる大阪ネットワーク
(代表  黒田 伊彦)
[本件担当者連絡先 090-1914-0158]

松田幹雄さんの不当処分の撤回・取消を求める 要請書

前略。
○大阪市立中学校教員の松田幹雄さんの、3月卒業式での「君が代」不起立に対して、大阪市教育委員会が今日発令した懲戒処分は、内容判断と審議経過ともに不当であり、直ちに撤回し、取り消すことを求めます。

○別紙の、松田さん本人から教育委員長等宛の本日付「抗議文」で、本人がその経過と誤りを詳しく指摘している通りです。
同文「2」の通り、「君が代」の歌詞の意味が「天皇」だという事実を教えずに、「歌詞の意味はわからなくてもいい。国歌だから子どもに大きな声で歌わせよ。」という大阪市教委の「指導」と強要は、教育活動そのものの否定です。
そしてそれは、教職員にも子どもにも、自分で考えて、多様な意見を述べ合うこと自体を禁じ、市教委が決めたことだけを校長を通じて学校に押しつけ続けた結果、学校教育全体が機能停止に追い込まれてきている、橋下・維新市政の現状を象徴しています。
また、「自分で意味を考えなくてもいい。これだけががんばる目標だ。」という指示に従うだけの子どもをつくること(調教)は、安倍政権が強引に進める「戦争をする」法制の改悪と、その兵士(自衛隊員)や翼賛する国民づくりと結びつく危険なものです。

○同文「1」の通り、この不当処分は、上記の内容判断の誤りと共に、3月卒業式以降約2か月間の審議経過が、違法性のある瑕疵を持ったまま、昨日の教育委員会会議で決定されました。松田さん本人の要請を受けて、私たちもともに大阪市教委に要請を重ね、対応を求めてきました。
4月20付と5月1日付の「要請書」で、「ILO・ユネスコ教員の地位勧告」と大阪市「審議会の設置及び運営に関する指針」を遵守し、人事監察委員会(教職員分限・懲戒部会)の開催日程を公開することと、嫌疑を受けている松田さんの弁明の条件を保障するための5項目の実施を要請し、市教委は文書回答を約束しました。
また5月8日付の「緊急の要請書」で、私たちが問いただして初めて市教委が明らかにした、4月1日付で3人目の教職員部会員を増員し発令したのに、市民公開どころか、審議対象者の松田さん本人にすら知らされていないという違法性に対して、名前の市民公開後に部会審議をやり直すことを求めることを要請し、市教委は文書回答を約束しました。

○しかし、その2つの文書回答の約束がまだ実行されないままに、昨日5月12日の教育委員会会議開催が、直前の5月8日(金)になって市民に公示されました。私たちは重ねて5月11日付「緊急の要請書」を提出し、違法性を指摘した市民の「要請書」に対する市教委回答を出すまでは、教育委員会会議で松田さんの処分案件を討議しないこと、を求めました。
しかし、会議当日開会前に大森不二雄教育委員長は私たちに直接、「緊急の要請書は手元に届いて、読んでいる。その上で会議で判断する。」旨を口頭で表明した上で、非公開審議で本処分を決定しました。当該の松田さんと私たち市民が違法性のある瑕疵を指摘していることを認識した上で、回答すらしないままに不当処分を強行した大森委員長は、直接の責任を問われます。

○私たちは松田幹雄さんとともに、この不当処分を直ちに撤回し、取り消すことを求めます。
合わせて、この間の審議経過の記録・公文書等の、全ての情報公開を求めます。

以上

要請書

5月1日、大阪市教育委員会に対し、松田さんの件に関して要請書を提出しました。これは4月20日に提出した要請書に続くもので、人事監察委員会の審議において下記の5点を守ること、合わせて松田さんの不処分を決定することを求めています。

以下、に要請書の内容を掲載します。pdfファイルはコチラ

2015年5月1日
大阪市教育委員会
教育委員長 大森不二雄 様
教育委員のみな様

「日の丸・君が代」強制反対・不起立処分を撤回させる大阪ネットワーク
(代表  黒田 伊彦)

要請書

前略。
○私たちは4月20日付で、以下の要旨(1)(2)の「教育委員のみな様へ」宛の「要請書」を出しました。既にお読みいただいていることと思います。

(1) 大阪市教育委員会は、大阪市立中学校教諭の松田幹雄さんが3月12日の卒業式で「君が代」斉唱の際に不起立であったとして、3月16日に「事情聴取」を行いました。しかし、この「事情聴取」には代理人の同席を認めませんでした。また、「『君が代』の歌詞の意味を一切教えることなく、国歌だからと子どもに強要し、教職員にもルールだから調教教育の一端を担えとパワーハラスメントで強要することは憲法下で許されるのか」という本人の問いかけに対して、市教委担当者は一切内容に触れての回答ができていません。現状では、公正な手続きが行われないまま懲戒処分が行われる危険をはらんでいます。

(2) ILO・ユネスコ「教員の地位に関する勧告」の第50項は、次のように懲戒手続きを具体的に規定しています。
【50項】:すべての教員は、一切の懲戒手続の各段階で公平な保護を受けなければならない。とくに、
(a)懲戒の提起およびその理由を文書により通知される権利
(b)問題の証拠を十分に入手する権利 (学校長の報告書・事情聴取の記録ほか)
(c)教員が弁護準備に十分な時間を与えられ、自らを弁護し、または自己の選択する代理人によって弁護を受ける権利
(d) [以下、略]
以上の勧告内容を遵守されることを求めます。

○しかし、現時点では大阪市教委事務局は、そのいずれに対しても、本人からの実施要求を拒否しています。
しかも、本件を審議する大阪市人事監察委員会の教職員分限懲戒部会が、いつ開かれるのか、既に開かれたのかを、市民公開はおろか、当該の松田さん本人にすら知らさないという不当な状態の中で、私たちは改めて、以下のことを教育委員のみなさんに要請します。

○大阪市の「審議会の設置及び運営に関する指針」(2012年3月29日改正)は、以下のことを定めています。
・「指針」第6:「審議等の目的及び審議事項に照らして、その審議等に際して広く市民に対し意見・要望を求める必要があると認められる場合には、市民に対し案を公表しそれに対する意見・要望を考慮して審議等を行うなど市民の意見・要望等の過程に反映する手法を導入し、又は委員の一部を市民から選任するよう努めるものとする。」
・「指針」第7-3-(2):「会議の非公開を決定した場合は、その理由を明らかにするものとする。」
・「指針」第7-4-(1):「公開する会議を開催するに当たっては、当該会議開催日の1週間前までに、開催日時、場所、議題その他必要な事項を大阪市ホームページに掲載し、かつ、市役所又はその他の市関係公署の掲示板に掲示するものとする。」

同「指針」第2-1-(1)の規定により、大阪市人事監察委員会は、この「指針」が定める「審議会」に該当します。
この間、市教委事務局が本人からの要求を拒否する理由にしている「前例がない。」は不当であり、同「指針」は日程の公表を前提にして、公正な調査と審理を行うべきだということを定めています。

○本件の事案では、「君が代」の歌詞の意味を一切教えることなく、国歌だから歌えとだけ子どもに強要し、教職員にもルールだから「調教教育」の一端を担えと職務命令で強要する大阪市教委と校長の態度は、教員の教育活動そのものの否定であり、「大阪市国旗・国歌条例」と職務命令自体が間違っているということを、本人が「上申書」(2通)を提出して主張しています。
そのために人事監察委員会(教職員分限懲戒部会)では、ILO・ユネスコ勧告の国際基準や、大阪市自体の「指針」文書を厳格に守った、慎重な審議が必要です。
私たちは貴職に、以下の5点を、人事監察委員会・教職員部会審議の最低限の条件として実施されることを、市民として要請します。また、慎重審議の上で、松田幹雄さんの不処分を決定されるように、合わせて要請します。

(1)懲戒の提起およびその理由を文書により本人に通知すること。
(2)問題の証拠として、校長の事故報告書と、市教委による事情聴取の記録文書を、直ちに本人に開示すること。
(3)持ち回りではなく、人事監察委員会の教職員部会を開催して審議すること。
(4)松田幹雄さん本人に出席を求め、本人と代理人弁護士の意見・弁明を直接聴取すること。
(5)本人が市教委に提出している「上申書」(2通)を、証拠資料として、審議すること。

以上